☀~*
朝起きたら~*
部屋中が苺色の光でいっぱいだったから~*
苺狩りをしようと思い立ち~*
宝くじ売り場みたいな駅の切符売り場で~*
カウンターにポシェット置いて~*
ポシェットの中から財布を取り出したら~*
同時にアメ玉入れた巾着が飛び出して~*
アメ玉巾着を受け止めてくれた~*
切符売り場のお姉さん~*
「あら、苺の香り」とニコニコしたから~*
アメ玉ひとつお姉さんに渡したら~*
お姉さん今度はすぐにアメ玉なめて~*
「苺味は永遠味」と~*
一日中乗れる切符をくれたから~*
切符料金支払って東海道線に飛び乗って~*
列車気分を盛り上げる向かい合わせの席に座り~*
外を眺め楽しんでいたら~*
いつの間にか前の席に女の子が座っていて~*
白いブラウスに紅いスカート~*
おかっぱ頭に肩掛けバック~*
あまりにレトロな女の子にほっとして~*
一緒にアメ玉なめようと~*
苺味のアメ玉を渡したら~*
女の子はアメ玉すぐに口に入れ~*
「苺味は永遠味」と~*
バックの中をゴソゴソ探して~*
手作りみたいなチケット一枚取り出して~*
手渡されたのは宿泊券~*
「どんなとこでも泊まれる券だよ」~*
女の子はそういってすぐに降りてしまい~*
もう次は「苺狩り駅」だったから~*
あわてて降りて~*
改札で列車の切符を出したら~*
駅員さんに「明日も使える切符ですよ」と~*
返してもらい~*
駅近くの苺狩りの苺村で~*
入場料を払おうとしたら~*
「列車の切符と宿チケットをお願いします」~*
と言われたからそのとおり差し出すと~*
「苺村ツアーとなりますのでこのままどうぞ」~*
ということになり~*
石垣苺をタップリ食べて~*
夜食の分までタップリ摘んで~*
ツアーの宿に辿り着いて~*
宿チケットで一泊しようと思ったら~*
明日もこの券使えますよと~*
宿チケットを返してくれたから~*
そんなこともあるのかと苺村の温泉宿で~*
のんびりしたってわけ~*