カエル 岩手県八幡平 ひつじは栃木、福島、茨城県

カエルは、茨城県内ですごした後、岩手県の花巻へ。ここで、カエルはちょっとした買い物をした。ボールペン一本。そのボールペンに、ずっと前に手に入れた、天然石をつけてみた。三本指で。普通のボールペンが特別なボールペンになった。
それから、ボールペンをプラプラさせながら、八幡平の釜石環状列石であそんだ。なんだかパワーのある場所だ。次に八幡平にあるたくさんの沼をまわっていたら、八幡沼でひつじにあった。カエルが「あっ、ひつじ」というと、「恐竜のひつじです。青森と岩手の間をウロウロしていたら、ここまできちゃった」と、小声。
カエルと恐竜のひつじは一緒に沼めぐりをした。夕方、そろそろカエルは、今晩の宿を探さなければならない。ひつじに、これからどうするか訪ねたら、ひつじはそんなことより、カエルの首あたりでカエルと一緒にとんだりはねたりしているボールペンが気になってしかたない。
「岩手と青森の間に帰るんだけど、その境目に線が引いてないから、それが問題だ」とやっぱり小声。
「ふ~ん。線があったら便利だね。確かに」
「カエルの首にぶらさがっている、そのボールペンがあったら線がひけると思うんだけど」
「あっ、これ!」カエルは少し考えた。この特別なボールペンは、また同じものを作れるか、ということを。そして答えは、作れる、だ。ボールペンの店も天然石の店も、知っているところだ。また、その店に行く用事ができるのは楽しい。カエルは、特別なボールペンを恐竜のところのひつじに渡すと、ひつじと別れた。
カエルのところのひつじは、滋賀県から茨城県に来ていた。

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